コンセプト

建築とお金をデザインします

家づくりの醍醐味は、実現に向けてクライアントと一緒に様々なハードルを超えていくことにあります。土地の条件、建築するための法律など、複雑にからみあったパズルを解きながら、魅力ある空間として形を与えることが、私たちの役割です。

さらに私たちは「お金」についてもデザインします。これもパズルの大きな要素だからです。家づくりにおけるお金とは、建築工事費や土地購入費、私たちが頂く設計料だけではありません。これらの資金を調達するための融資(住宅ローンなど)や、ライフプランに沿った家計も含まれます。

私たちは、建築家×ファイナンシャルプランナーです。家づくりと、ローンや将来のお金を、合わせてデザインできる今までにないプロフェッショナルです。家づくりは将来を考えるための、最高の機会なのです。建物の打合せと同時に、家族のファイナンス(ローン・家計・保険)を一緒に考えませんか。

私たちは、建築とお金を合わせてデザインすることで、本当にお客様の快適な暮らしに貢献できると考えています。

 

快適に暮らす住宅

私たちの家づくりのコンセプト「快適に暮らす住宅」とは何か。

-子供の頃に作った隠れ家が建築への興味の原点
私が小学生の頃に、友人と一緒に雑木林で木の枝などを集めて隠れ家を作ったことがありました。それは二人が中に入るといっぱいになるほどのテントのような小さな小屋でしたが、子供ながらに自分たちの秘密の場所を作ったことに、とても興奮したことを覚えています。この自分たちの居場所をつくる経験が、建築に興味を持つことになった原点と言えます。

-ルドルフ・シンドラー自邸の衝撃
その後、建築への興味を持ち続けていたため、大学は建築学科への進学を選択しました。大学では建築の歴史を研究する研究室に所属し、オランダ建築の研究をしました。さらに住宅関係の研究を続けたいと思い、大学院へ進学し、修士論文の研究対象として、ロサンゼルスで活躍したオーストリア人建築家ルドルフ・シンドラー(1887-1953)を選びました。

ルドルフ・シンドラーを研究対象に選んだきっかけは、ロサンゼルスにあるシンドラー自邸の写真を見たことでした。それは、内外を仕切る建具を全面開放することが出来、室内の床が庭と同じレベルで繋がっている、まるで室内外が1つの部屋のような住宅でした。開放的で明るく、なにより快適に生活できそうな住宅に衝撃を受けました。もしかすると子供の頃に作った隠れ家のイメージが重なったのかもしれません。

-住居の快適性の追求
シンドラーの建築を研究するために、ロサンゼルスに2回渡航し、現地の大学や美術館に保管されている原図や発表された論文の資料を調査収集し、現地で現存しているシンドラーの建築を見学しました。特にシンドラー自邸は何度も訪れ、その特徴を必死に理解するために見て回りました。そこで自邸をつくるにあたりシンドラー自身が何を考えていたのかを理解するために、彼の言動を研究することを修士論文のテーマとしました。そこで学んだことが「住居の快適性」を追求するシンドラーの姿勢でした。

シンドラーは住居の快適性について、以下のように言っています。
「住居の快適性は、空間、気候、光、雰囲気を完全にコントロールすることで得られる」

-コンセプトを実現する3つ要素
住居の快適性を追求する姿勢は、特別新しいことではありません。しかし何をもって快適な暮らしを実現するのか、その方法は様々です。私は住居の快適性を実現するために、住宅を3つの要素に分けて取り組んでいます。「構造」「環境」「素材」です。3つの要素について最適と考えるものを選択することで、「快適に暮らす住宅」を実現したいのです。

 

家づくりの3つのこだわり

構造計算に裏打ちされた構造/木造SE構法
弊所では安心できる家を作るために、構造安全性を数字で評価できる「構造計算」を全棟で行っています。「木造SE構法」は、柱や梁の接合部に金属を用いることで、正確に構造安全性の検証を行うと同時に、木の持つ素材感を生かすことが可能となった、新しい木造技術です。

環境への配慮/パッシブデザイン
住む人が快適に生活できるために開放的な住まいを作ります。そのためには住まいの外部を取り込むための仕組みが必要です。「パッシブデザイン」とは「自然エネルギーをなるべく使用するデザイン」のことで、この手法を用いて環境に配慮した快適な家を作ります。

厳選された素材の使用
心地良さとは、視覚による心地良さと、触覚による心地良さがあります。目で見て楽しめるだけでなく、手に触れた際にも質感を感じられる、厳選された素材を使用します。また地産地消の観点から、出来るだけ建設地近郊で得られる素材の採用を積極的に行っています。