西川材ができるまで

西川材を生産する西川林業地は約20,000ヘクタールの広さがあります。広大な地域を人の手で管理するのは大変な手間がかかりますが、その分良質な木材を生産することが出来ます。

1. 管理された人工林

西川林業地では主に杉と檜を育成しています。適度に間伐された林に、真っ直ぐに伸びる杉檜が立ち並んでいます。一般的な柱材を取るための太さに原木が成長するためには、杉で約50年かかります。檜はさらに年数がかかります。温暖な地域では木々の成長が早いため、もう少し短い期間で必要な太さに成長します。

林を管理する林業家は、先代が育成した木々を伐採し出荷すると同時に、次世代のために苗木を植え、間伐をしながら良質な木々を再生産します。

2. 原木センター

林で成長した木々は、枝を落とし一定の長さに切られ、地域一帯の原木が原木センターに集められます。原木は主に長さ3mと4mに切り分けられています。一部通し柱や特殊な使用のための長い材や、銘木と言われる樹齢100年などの大木も並びます。

原木センターでは定期的に市が開かれ、地域の製材所の人々が原木をチェックし買い付けていきます。木の断面を見て、年輪の間隔や色見を確認し、良材であるか判断していきます。

3. 樹皮剥き

原木センターで買い付けられた原木は、製材所に持ち込まれます。製材所では最初に木材の樹皮を剥きます。ローラーの上で回転する原木に刃を当て、樹皮を剥いていきます。

 


 

4. 機械による製材

樹皮を剥かれた原木は、別の機械にかけられ製材されます。機械に設置された原木に、刃が通る位置を示すレーザー光線が当てられます。係員は木取り方法が示されるモニターと原木に当てられるレーザーを確かめ、機械をスタートさせます。

原木の両側に製材する刃が動き、原木両面が同時に製材されます。2面の製材が終わると、原木は回転され別の2面の製材が始まります。これを繰り返すことで、丸い原木からフローリングのような板材や、中心では柱などの角材を取ります。

5. プレカット工場にて仕口加工

製材所で製材された材は、一旦ストックヤードに保管されます。ストックヤードにて天日干しや機械乾燥をさせ、木材の含水率を管理します。

材の発注があると、製材はストックヤードからプレカット工場に運び込まれます。材が柱や梁になる場合、その取り合い部(仕口)の加工を行うためです。昔は仕口加工は職人による手刻みでしたが、現在では機械によるプレカット加工が大部分を占めています。

6. 構造材

プレカット工場にて仕口加工された構造材は、建築現場に出荷されます。

精度よく製材された構造材は、クレーンと大工職人により組み立てられていきます。

 

 

7. 板材

西川材は構造材としてだけでなく、フローリングなど板材にも使用されています。当社では床には無垢フローリングを、壁には無垢羽目板を張っています。