藤久保の家

低層住宅が立ち並ぶ住宅地に建つ平屋建て住宅です。敷地は台形をしており、敷地南西で道路に接しています。敷地にゆとりがあり、またプライベートな外部空間を作るため、中庭を持つ平屋建てで計画されました。中庭を中心として、その北側にリビング・ダイニング・台所という家族スペースをまとめ、道路に面する中庭南側に寝室や子供室など個室群を配置しています。リビングにある全面開放戸を開けると、ウッドデッキの敷かれた中庭とリビング・ダイニングが一体の部屋となり、開放的な生活空間を作り出しています。各室が中庭により繋がるという、個と全体の関係性を平面計画で表現しています。屋根・外壁ともガルバリウム鋼板で仕上げられ、屋根は中庭側に低くなるように勾配を付けられています。外から見た時には金属の塊のように見え、中庭へは全面開放されているという、「閉じる」と「開く」という2つの性格を持つ住宅です。給湯設備にはエコキュートを用いた、オール電化住宅です。

所在地:埼玉県入間郡三芳町
用途:専用住宅
構造:木造(軸組構法)地上1階建て
仕様:次世代省エネルギー基準
敷地面積:214.50㎡
建築面積:106.65㎡
延床面積:104.79㎡
設計期間:2007.04-2007.10
工事期間:2007.11-2008.03
構造設計:中田捷夫研究室
施工:創和建設株式会社
写真:中川敦玲

「藤久保の家」が完成するまでのプロセス

【お客様の声】
設計初期の段階で長沼建築士に中庭を囲む建物というご提案を頂きました。現在、中庭では犬と遊んだり、人目を気にすることなくバーベキューや日光浴、プールを楽しんだりと、大変活用させて頂いています。予算の制約がある中、オール電化、アレルギーを軽減する壁の採用など、色々とわがままを申し上げましたが、嫌な顔ひとつせず取り組んで下さいました。独創的でありながら、様々にアレンジが可能なシンプルな家を設計して頂き、感謝しています。