藤久保の家不整形な土地を活用した、中庭を囲む明るい室内空間

このプロジェクトは、ご両親が持つ土地にご自宅を建てたいお客さまより相談を頂いたことで始まったプロジェクトです。

土地は台形をしており、ハウスメーカーが手がけるモジュール型の四角い建物を配置すると、建物のまわりに無駄なスペースが生まれてしまい土地のポテンシャルを十分に活かすことができないため、中庭を持つ台形の建物をご提案しました。

中庭は外からはまったく見えないプライベート空間のため、隣り合うLDKと一体的に利用する、屋外のリビングのようにデザインしています。お客さまは中庭でくつろいだり、愛犬を放し飼いにしたりなど活用されています。

外壁には屋根で使われるガルバリウム鋼板を採用し、将来のメンテナンスの負担を軽減しています。中庭に向かって屋根の傾斜を作っているため、外から建物を見ると四角い金属の塊のように見えます。

お金デザインのポイント

POINT01住宅を建てるための住宅ローンを受けるサポートを実施

建築デザインのポイント

POINT01台形の土地を最大限に活用するために台形の建物を計画

POINT02LDKを隣り合う中庭に開放的にし、一体的に利用可能

POINT03外壁にガルバリウム鋼板を採用しメンテナンス軽減

お客さまからのコメント

設計初期の段階で長沼アーキテクツさんに中庭を囲む建物というご提案を頂きました。実際に住みはじめると、中庭では犬と遊んだり、人目を気にすることなくバーベキューや日光浴、プールを楽しんだりと、大変活用させて頂いています。予算の制約がある中、オール電化、アレルギーを軽減する壁の採用など、色々とわがままを申し上げましたが、嫌な顔ひとつせず、私たちの要望をくみ取った上で、期待を上回る提案をいただきました。独創的でありながら、様々にアレンジが可能なシンプルな家を設計して頂き、感謝しています。

 

基本情報

建築主
個人(ご夫婦+お子様1人)
資金
建物2,000万円
所在地
埼玉県三芳町
用途
専用住宅
仕様
木造地上1階建て
延床面積
104㎡

プロジェクト体制

お金デザイン
ファイナンシャルプラン:長沼アーキテクツ株式会社
建築デザイン
設計・工事監理:長沼アーキテクツ株式会社
工事:創和建設株式会社

プロジェクトのプロセスや完成写真

藤久保の家
ガルバリウム鋼板で包まれた金属の塊のような外観
藤久保の家
LDKに隣り合う中庭は第二のリビングとして一体的に利用
藤久保の家
中庭に面してガラスを多用し明るい室内を実現
藤久保の家
斜めの壁に造り付け家具を設けスペースの有効活用

藤久保の家
空気環境に配慮し寝室の内壁にはモイスを採用